見落としがちなAlt属性、設定するだけでSEO効果UP!

webデザインとアクセシビリティ
 
 

1. Alt属性とは?

Alt属性は、画像が表示されないときや、目の不自由なユーザーが内容を知りたいときに、画像の内容を説明するためのテキストです。たとえば、画像が「赤い花束」なら、Alt属性に「赤い花束」と書くことで、その内容を伝えられます。

alt属性を記述するメリットとは?SEO効果や記述のコツを解説

Alt属性は、Webアクセシビリティ(使いやすさ)を向上させるためだけでなく、SEO(検索エンジン最適化)にも大切です。検索エンジンは画像そのものの内容を読み取ることができないため、Alt属性に書かれた情報を参考にして「この画像が何を表しているのか」を理解しようとします。Alt属性が適切に設定されていれば、検索エンジンが画像の内容を理解しやすくなり、検索結果にも表示されやすくなるのです。

2. Alt属性の設定方法

1. HTMLでのAlt属性の設定方法

HTMLでは、画像を表示させるときに<img>タグを使います。このタグで画像の場所をsrcという部分に書いたあと、altというところに画像の説明を入力します。たとえば、赤いバラの画像ならこんなふうに書きます。

html
 
<img src="rose.jpg" alt="赤いバラの画像">

こうすると、画像が見えないときも「赤いバラの画像」という説明が代わりに表示されます。

2. WordPressでのAlt属性の設定方法

WordPressでの設定方法はとても簡単です。画像をアップロードするとき、「代替テキスト」という欄に、画像の説明を入力するだけでOKです。こうすれば、HTMLコードを直接編集する必要がなく、簡単にAlt属性が設定できます。

Alt属性には、画像の内容を簡潔で正確に書くのが大切です。無理にキーワードを詰め込んだり、関係ないことを書くと、検索エンジンから悪い評価を受けることもあるので注意が必要です。
また、デザイン上の飾りで意味のない画像には、Alt属性は空白のままにしておくのが良いです。

Alt属性を正しく設定すると、目が不自由なユーザーがスクリーンリーダーというツールで画像の内容を理解できるようになり、サイトの使いやすさが向上します。さらに、検索エンジン対策(SEO)にも役立つので、サイトが見つかりやすくなるというメリットもあります。

スクリーンリーダーについてはこちらの記事をお読みください↓
視覚障害者とスクリーンリーダーの世界: より自由な生活を目指して

3. 良い例と悪い例

SEO対策で重要なAlt属性の設定

SEO対策(検索エンジン対策)では、Alt属性の正しい設定がとても大事です。特に、画像が多いウェブサイトでは、Alt属性をどう設定するかが、ユーザーがサイトを使いやすいかどうかや、検索エンジンがその画像の意味を理解しやすいかどうかに大きな影響を与えます。

良いAlt属性の例

Alt属性には、画像の内容を短くてわかりやすく説明することが重要です。例えば、うさぎの画像なら「寝ているうさぎ」や「黄色や紫のチューリップの中にいるうさぎ」といった説明が適切です。このように一目で画像がどんなものかわかる説明を書くと、目が不自由なユーザーがスクリーンリーダーを使って画像の内容を理解しやすくなります。

悪いAlt属性の例

逆に、画像に関係のないことを書いたり、無意味なキーワードをたくさん並べたりすると良くありません。例えば、うさぎの画像に「猫や犬」と書いたり、「うさぎ もふもふ かわいい 白い 抱っこ セーター」など関係のないキーワードを詰め込むのは避けましょう。こうした設定は、検索エンジンに悪い評価をされるリスクもあります。

Alt属性を設定する際のポイント

Alt属性は「わかりやすく、関係のある説明を簡潔に書く」ことが大切です。ユーザーと検索エンジンがどちらも理解しやすい情報を提供することで、Alt属性の役割を十分に果たせます。

4. Alt属性の最適化のコツ

Alt属性を最適化するためのコツ

Alt属性の最適化でまず大事なのは、シンプルに、正確に画像を説明することです。ここでは、Alt属性の設定で気をつけるポイントを紹介します。

1. 正確に内容を伝える

Alt属性に書く内容は、画像をわかりやすく説明するものにしましょう。たとえば、風景の画像には「海辺の夕日」など、具体的な内容を書くと良いです。

2. キーワードの使いすぎに注意

SEO(検索エンジン対策)を意識するあまり、キーワードをたくさん使うのはNGです。キーワードを入れすぎると、検索エンジンに「スパム」と見なされることもあるので、必要なキーワードだけを自然に取り入れましょう。

3. アクセシビリティも意識する

Alt属性は、目が不自由なユーザーがスクリーンリーダーを使って画像の内容を知る手助けにもなります。そのため、明確で直接的な表現を心がけましょう。

Alt属性のメリット

Alt属性を適切に設定することで、SEOの効果だけでなく、サイトの使いやすさ(ユーザビリティ)も向上します。こうした工夫がWebサイト全体の質を高め、ユーザーにも検索エンジンにも優しいサイト作りにつながります。

5. まとめ

Alt属性は、ウェブサイトの検索エンジン対策(SEO)と、アクセシビリティを高めるためにとても大切です。これは、画像が表示されないときや、視覚に障害のあるユーザーがスクリーンリーダーを使うときに役立ちます。

Alt属性には、画像の内容をわかりやすく、簡潔に説明するテキストを書きます。こうすることで、検索エンジンが画像の意味を理解しやすくなり、ユーザーも画像の内容をスムーズに把握できるようになります。

Alt属性には必要な情報だけを入れ、キーワードを詰め込みすぎないようにしましょう。キーワードを入れすぎると、SEOの効果が落ちることもあります。

Alt属性は、HTMLの<img>タグで直接設定したり、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)の機能を使って設定することができます。

Alt属性の最適化は、ウェブサイト全体の使いやすさやSEO効果を高めるための大切なポイントです。ぜひ、適切に設定して、より良いサイト作りを目指しましょう!

 

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